まつり囃子

こんにちは本社ヤマモトです。 JR京都伊勢丹店の田中に続き私達も祇園祭へ繰り出しました。

目的は、山、鉾の装飾品とご利益のちまきです。

この時期京都も大雨続きで心配でしたが、この夜は大丈夫でした。
その祇園祭の云われは貞観11年(869年)都に疫病が流行したとき、その退散を願って始められた
「祇園御霊会」が起源であるそうです。
やよい本店の近くの八坂神社のお祭りで、7月1日の吉符入りに始まり、宵山、山鉾巡行、神興祭、
花傘巡行、還幸祭等の諸祭行事を経て、7月29日の神事済奉告祭、7月31日の疫神社夏越祭で終わる
約1ケ月間のお祭りです。 ちなみに祇園祭は他の地方でも同名の祭がこの時期行われているようですね。

でお目当ての山、鉾です。


四条通りの月鉾です。        女人禁制の放下鉾です。

祇園囃子の音色と提灯の明かりが、夜の都を艶やかに、そして華やかさを醸し出してくれています。

今回は屋台の誘惑にも負けず、鈴鹿山、黒主山、鯉山、放下鉾、菊水鉾、月鉾、四条傘鉾と
参って、粽を購入し、装飾品を拝見してきました。下記のタペストリーは鯉山の物です。
この山全体を飾る前掛、胴掛、水引、見送は16世紀のベルギー製で、ホーロメスの『イリアッド』
(イーリアス物語:トロイア戦争などを描く、前8世紀頃のギリシアの長編叙事詩)の場面を描いてます。 


タペストリー全体図。 これを分割して前掛けにしているんですね。  ほんとに動く文化財ですよね。

ちなみに鯉山は龍門の滝を登った鯉は龍になるという中国の伝説を基にした、立身出世を意味する「登龍門」
の言葉を表している山です。 私達もこのご利益を頂きたいものです。

京都の祇園祭は奥深いものを感じます。ではまた来年。