おじゃことは

初代が鍋一つで美味なモノを造れないかと想い、小さな厨房、小さな鍋でこつこつとちりめんじゃこと山椒をしょう油で炊き上げたのが「おじゃこ」のはじまりです。今もなお、原料のちりめんは2代目が厳選し、九州・四国産の特選品だけをよりすぐり、兵庫県丹波高地の実山椒を添え、雅な味としてご愛顧頂いております。

また、やよいのちりめん山椒は奈良東大寺長老 故清水公照師が食されて、のちに直筆で「おじゃこ」と名付けていただきました。やよいの「おじゃこ」とはちりめん山椒の事であり、昔ながらの京の味でございます。本来京都では店などで買うものではなく、その家の常備菜としてあるもので、家庭ごとの美味しさがあり、辛いもの、甘いもの、黒っぽいもの、白いものと個性あふれる食べ物の一つでございます。

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ちりめん山椒という新しい文化

京都では昔、魚等は、海や漁場から遠いため、生で食する機会が少なく、塩や味噌、しょう油等で味付けし、保存させていた風習があったと思われます。一方山椒の実は、山々に囲まれた盆地の京都では、早春に芽吹く木の芽、春には小さな黄色い花が咲く、愛らしい花山椒、そして山椒の実が成り、それぞれ昔からその時期になると、京の食卓にはなじみの食材として親しまれてきました。それらを小魚のちりめんとじゃこと混ぜ合わせ、しょう油や酒で煮上げたのが、ちりめん山椒の始まり。それは京都人の気質と風土が結びついた佃煮でもなく惣菜でもない〈ちりめん山椒)という新たな文化であると思います。